私の絵本作品の一つ『父は空 母は大地』(パロル舎)は、中学教科書に掲載され、多くの学校で副読本として採用されました。
東京国際映画祭、劇団四季をはじめ、演劇・映像・音楽関係の仕事などを手がけています。
金属造形では、建設省企画による高さ5メートルの野外彫刻を制作。
主な仕事は出版、デザイン、TVCM関連。
作品展の主なものとして、大阪にて、大日本印刷、読売新聞、JR西日本、三社共同後援による作品展を開催。
文科省主催のエッセイ・コンテストで最優秀賞。
主な受賞歴は、リキテックスビエンナーレ特別賞、アラカワアートフェステバル彫刻特賞など。
81歳を迎えて、緑内障の進行を意識しています。
今は視神経が弱り、無数の氷の結晶のように視野を覆っています。さらに、脳血管の異常を感じます。
しかし、深くは悩んではいません。
今到達した画風には、それらが深く関与しているかもしれません。
視力低下を気にし始めた頃に、タイミングよく生成AIが一般化しました。 「これは、視力低下を補ってくれるツールになるかもしれない。」
そう思って、すぐに飛びつきました。
そして、画像ソフトを使い、自分の手描きの絵と合成する手法に到達しました。
その時のことを今も鮮明に記憶しています。
甘く官能的な昼顔のマゼンタが、
「これは花ではない」と、主張しているように思えました。
もしかすると、私は心を安らかにする花を、描きたくなかったのかもしれません。
私は43歳まで、伝統工芸の彫金職人をしていました。
そして、何の準備もなく、彫金職人から絵描きに転向しました。
それまで、絵描きとしての経験はありませんでした。
絵を描く生活は楽しかったけど、
いつも違和感を抱えていました。
80歳を過ぎたあたりから、 弱っていく視覚に促されるように、本当に心を揺らすものを描こうと思い始めました。
それらが、今回の作品群なのかもしれません。
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